主語は事前に必ず入れる
最近のコミュニケーションは、チャットが主になっていたこともあって、主語がない文章が多く存在するように思います。
チャットを行う気心知れた人には、簡単で短い言葉で理解できても、一般的な文章に前提がないと、何のことを示しているのか理解しにくくなります。
その代表的なものが、「主語」に関わるものです。日本語の特徴でもありますが、主語がなくても意味が通じてしまうので、文章に書かなくなってしまいがちです。
主語がない
①この文章は、わかりにくいので苛立ちを感じた。
①の文章は、主語がないので、誰が苛立ったのか不明瞭です。
主語が後に来る
②この文章は、わかりにくいので私は苛立ちを感じた。
②文頭に「この文章は、」と来るので、文章が主語かと思ったら、後半に「私は」が出てくるので「?」となります。
また、仮に「文章」が主語になるのであれば、「私は」でなく、「私を」とすべきです。
この文章は、わかりにくいので私を苛立たせた
主語が前に来るスタンダード
③私は、わかりにくい文章で苛立ちを感じた。
文章の基本(キホン)の「キ」ですが、まずは、「誰が何をした。」と明示的にするためにも主語を入れて文章を記載しましょう。